部門紹介
NST

NSTとは

 NST(エヌ・エス・ティー)とは、Nutrition Support Teamの頭文字をとった略称で、日本語では「栄養サポートチーム」となります。
 栄養状態の改善が必要な患者さまに適切な栄養療法を行う医療チームで、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士をはじめ、歯科医師、臨床検査技師、言語聴覚士、歯科衛生士、事務職など多職種で構成されています。

栄養管理はなぜ必要?

 栄養管理はすべての治療法の基盤といえます。栄養状態が良好であれば、治療が円滑に進み、早期退院につながりますが、栄養状態が不良である場合は、感染症にかかりやすい、傷が治りにくい、床ずれができやすいなど、問題が生じる可能性があるからです。

栄養不良状態とは

 やせ過ぎや肥満は、栄養不良の目安となります。特に、短期間に急速な体重変化が見られる場合は、栄養不良である可能性が高くなります。また、血液検査項目で、アルブミン(ALB)、総たんぱく(TP)、ヘモグロビン(Hb)、総コレステロール(T-CHO)、中性脂肪(TRG)などに異常が見られるような場合も栄養不良の可能性があります。

栄養状態を良好に保つには

 食事の内容や量は、栄養状態に大きく影響します。食事は1日3回摂ることを基本とし、【1】主食(ご飯やパンなど)と【2】主菜(魚や肉、卵、大豆製品などのおかず)と【3】副菜(野菜のおかず)の3品を、毎回組み合わせて食べると栄養バランスのよい食事になります。間食や食後のデザートには、果物や、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品がおすすめです。量は多すぎても少なすぎてもよくありません。量が適当かどうかは、体重の増減が目安となりますので、身長に見合った適正体重を知っておくと管理しやすくなります。食事がどうしても食べられない方は、栄養補助食品などを利用して栄養補給することも一つの方法です。

当院NSTの活動

当院のNSTは平成18年4月より活動を開始し、3000人以上の患者さまに栄養療法を実施してきました。
 栄養状態の改善が必要な患者さまを対象にカンファレンスや回診を行い、栄養評価を実施して、適切な栄養療法を主治医に推奨しています。また、勉強会などを開催してスタッフに適正な栄養療法を啓発しています。
 栄養や食事について、ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。

NST専門療法士とは

「NST専門療法士」とは日本静脈経腸栄養学会が認定する資格で、平成16年より認定制度が開始されています。学会の定める所定の条件をみたし、主として静脈栄養、経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を有しているとみなされた者を認定するとされています。
 当院NSTでは、現在7名のNST専門療法士が活躍しています。