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企業長あいさつ

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富岡地域医療企業団 企業長 佐藤尚文

富岡地域医療企業団
企業長 佐藤尚文

 富岡地域医療事務組合は平成30年4月1日付けで地方公営企業法の全部適用を採用し、富岡地域医療企業団として再出発をしました。構成は公立富岡総合病院、公立七日市病院、在宅医療支援センターからなり、急性期から回復リハビリテーション、在宅医療まで医療の全領域をカバーできる組織です。この特性を活かし地域の人々が安心して暮らせる社会つくりに貢献することが私たちの使命と考えています。
 しかし現在の医療は、現在そして未来の社会変化に鑑みたとき実に多くの問題が山積しています。少子高齢化は少なくても今後数十年続く構造的変化ですが、そこから必然的に派生する人口減少、老年/若年比の増大、都市部への偏在、経済的縮小のため、医療も必然的な変化に対応することを求められます。先日国際幸福デーの3月20日に合わせ、WHOが毎年発表している幸福度ランキング2019年度版が発表されました。それによると日本は世界156か国中58位でした(前年度は54位)。このことは何を意味するのでしょうか? 私たちは日本は経済大国であり平和な先進国であると考えています。寿命も世界トップクラスであり国民皆保険で誰でも平等に医療が受けられる医療先進国だと思っています。一般会計101兆4500億円の社会で医療費も42兆円を超えていますし、さらに2025年には58兆円を超えると予想されています。医療に相当な金額を使っていますがしかし国民の幸福度にはあまり寄与していない、むしろその分、環境や教育、子育て、食料やエネルギー問題といった将来への投資が制限され、さらに長寿に伴う様々な不安(認知症や寝たきり、希望しない延命など)が大きくなり、国民が幸福を感じにくく、生活不安の大きい社会を作り出していると考えています。今日本の社会が求めているのは、人生の長さより生活の質(QOL)であることは明白ですが、一方その事の理解が進んで居ないのが医療現場かも知れないのです。今後ますます超高額な薬品や医療機器が登場し医療費は増大しますが、社会が最も求めているのはQOLの向上であり、子育てや老後の不安が解消され、平等社会そして幸福感の享受できる社会、そして未来に継続可能な循環社会の構築です。
 そのことをしっかり念頭に置き、地域医療の質の向上に力を注ぐ決意でいます。そのためには地域の人たちの理解や応援が不可欠です。人口減少といういまだ誰も経験したことのない困難な時代は始まったばかりです。地域の人たちと智慧を出し合って企業団の存続を守り、時代に即した医療について考え続けていきたいと思います。御協力の程、宜しくお願いいたします