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緩和ケアセンター

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緩和ケアセンター

緩和ケアセンター

緩和ケアセンターとは

緩和ケアセンターは、緩和ケアチーム、緩和ケア外来、緩和ケア病棟などの機能を統合した組織です。緩和ケアに関する部門が協力してチームで医療やケアにあたります。
当院では、平成29年4月に緩和ケアセンターを開設しました。

1.緩和ケアについて

緩和ケアとは、重い病を抱える患者やその家族一人一人の身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケアのことをいいます。つまり、病気に伴う心と体の苦しみや痛みを和らげることです。
日本ではまだ誤解されていることがありますが、「緩和ケア=終末期ケア」ではありません。病気がわかったとき(診断されたとき)、治療の途中経過などでも痛みや苦しみを感じることがあります。緩和ケアでは、患者さんとご家族が自分らしく過ごせるように、医学的な面に限らず、いろいろな面から幅広い対応をしていきます。この幅広い対応のために、多くの職種がチームで関わります。

2.緩和ケアセンターの役割

緩和ケアセンターは、患者さんがご自宅、諸施設、緩和ケア病棟、一般病棟などどこで過ごされていても、いつでも適切な緩和ケアを受けていただけるように体制を整えています。また、医療者や介護福祉に従事する方を対象に研修などを企画・開催しています。

3.緩和ケアチーム紹介

1)緩和ケアチームは緩和ケアの専門チームです。

病気による痛みなどの身体的なつらさ、気持ちのつらさ、仕事や家庭・経済的な問題、自身の人生や生きる意味を考える苦しみなどに対応する多職種から構成されています。緩和ケアチームが緩和ケアセンターの機能を調整します。
入院中の方も、外来通院しながら自宅や施設等で生活されている方も緩和ケアを受けることができます。

2)緩和ケアチームメンバー構成

緩和ケアチーム
医師
病気に伴う身体的症状や精神症状をやわらげます
薬剤による疼痛緩和のほか、緩和照射、硬膜外ブロック(モルヒネ)を実施しています
看護師
緩和ケアについての専門知識を持つ専門看護師や認定看護師が、生活や暮らしについての相談全般に対応します
薬剤師
緩和ケアについての専門知識を持つ薬剤師が、さまざまな症状をやわらげるための薬について説明したり、薬についての相談に対応します
ソーシャルワーカー
自宅や施設での生活面や経済面等の相談に対応します
臨床心理士
病気に伴う心のつらさや苦しみに対応して支援します
栄養士
必要に応じて食生活に関する相談に対応します
リハビリ専門職
生活全般に関する動きなど、安全に生活するためのリハビリテーションを行います。(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)

3)緩和ケアチームの活動

入院中の場合は、緩和ケアチーム(主に看護師)が入院されている患者さんを訪ねます。外来通院中の場合は、緩和ケアチーム(主に看護師)が外来受診に同席させていただいたり、待ち時間等にお話をうかがいます。緩和ケア外来を受診していただくこともできます。また、電話でも療養中のご相談をお受けします。地域のかかりつけ医や訪問看護ステーション、介護施設等とも連携をとり、在宅での療養もサポートします。

4.緩和ケア病棟紹介

詳しくはこちら
(※緩和ケア病棟のみ、がんまたは後天的免疫不全症候群を罹患されている方が対象となります)

5.相談窓口

公立富岡総合病院 緩和ケアチーム看護師 齋藤・小池
0274(63)2111(代)