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整形外科

整形外科

特色

当科の特徴として脊椎、関節外科疾患例が多く、甘楽富岡地区のみならず西毛地区一円より紹介手術依頼があります。

スタッフ紹介

職 名 氏 名

(ふりがな)

専門分野 認定・専門医
副院長 松原 圭介

まつばら けいすけ

整形外科一般
脊椎
日本整形外科学会(専門医・脊椎医・リウマチ医)
日本脊椎脊髄病学会(指導医)
医師臨床研修制度(指導医)
日本専門医機構(脊椎脊髄外科専門医)
診療部長 小野 庫史

おの くらひと

整形外科一般
膝関節
日本整形外科学会(専門医)
日本体育協会認定スポーツドクター
医師臨床研修制度(指導医)
診療部長兼
リハビリセンター長
原 和比古

はら かずひこ

整形外科一般
脊椎
日本整形外科学会(専門医・脊椎医)
日本脊椎脊髄病学会(指導医)
医師臨床研修制度(指導医)
日本専門医機構(脊椎脊髄外科専門医)
主任医長 鈴木 隆之

すずき たかゆき

整形外科一般
股関節
日本整形外科学会(専門医)
日本整形外科学会(運動器リハビリテーション医)
日本人工関節学会(認定医)
主任医長 中澤 拓郎

なかざわ たくろう

整形外科一般
股関節
日本整形外科学会(専門医)
米国医師臨床資格
医長 金子 聡也

かねこ そうや

整形外科一般 日本整形外科学会(専門医)
医長 三森 江里

みつもり えり

整形外科一般 日本整形外科学会(専門医)
医員 齋藤 真幹

さいとう まさき

整形外科一般 -

診療実績(症例数等)

部位 疾患名 術式 2021件数 2022件数 2023件数
頚椎 頚椎症性脊髄症(OPLLを含む) 椎弓形成術 後方固定術 12 14 20
化膿性脊椎炎 0 0 0
頚椎ヘルニア 前方固定術 2 0 0
椎弓形成術 1 0 0
頚椎脱臼・骨折 脊椎固定術 1 0 1
腰椎 腰椎椎間板ヘルニア 髄核摘出術(Love) 8 11 3
脊椎固定術 椎弓形成術 9 10 6
腰部脊柱管狭窄症 脊椎固定術 椎弓形成術 26 34 28
開窓術 0 1 1
腰椎脱臼・骨折 脊椎固定術 2 3 3
腰椎分離すべり症 脊椎固定術 1 0 0
腰椎変性すべり症 脊椎固定術 4 4 0
変性側弯 脊椎矯正・固定術 1 1 1
成人脊柱変形 脊椎矯正・固定術 1 0 0
腰椎椎間関節嚢腫 椎弓形成術 0 0 0
腰椎・腰髄腫瘍 腫瘍摘出術 0 1 1
椎体骨折偽関節 脊椎固定術 1 0 0
腰椎椎間関節嚢腫 椎弓切除術 2 1 0
胸椎 胸椎性脊髄症 脊椎固定術 0 1 0
胸椎・胸髄腫瘍 腫瘍摘出術 0 1 1
胸椎・胸髄腫瘍 脊椎固定術 1 0 1
胸椎脱臼・骨折 脊椎固定術 1 0 0
偽関節 脊椎固定術 0 0 0
硬膜外血腫 椎弓切除術(除圧術) 0 0 0
黄色靱帯骨化症(OYL) 椎弓形成術 3 1 1
破壊性脊椎関節症 脊椎固定術 1 0 0
創感染 洗浄・デブリードマン 1 0 2
膝関節 変形性膝関節症 人工膝関節置換術 19 26 27
人工膝関節単顆置換術 3 1 4
慢性関節リウマチ(RA) 人工膝関節置換術 1 1 0
靭帯損傷 ACL再建術 2 7 1
その他靱帯修復術 5 3 5
半月板損傷 鏡視下切除術 15 16 20
鏡視下縫合術 6 8 7
膝関節内骨折 観血的整復固定術 0 2 3
膝関節拘縮 授動術 0 0 0
大腿骨内顆骨壊死 人工膝関節単顆置換術 1 2 0
たな障害 鏡視下滑膜切除術 2 6 1
分裂膝蓋骨 観血的整復固定術 1 0 0
化膿性膝関節炎 洗浄法 1 0 1
膝蓋骨脱臼骨折 観血的整復固定術 2 0 0
人工関節感染 洗浄 1 1 0
股関節 変形性股関節症 人工股関節置換術(再置換含) 33 38 34
人工骨頭置換術 2 1 0
慢性関節リウマチ(RA) 人工股関節置換術 1 0 0
急速破壊性股関節症 人工股関節置換術 1 0 0
大腿骨頭無腐性壊死 人工股関節置換術 1 2 2
人工骨頭置換術 1 0 0
大腿骨頚部骨折 人工骨頭置換術 43 58 51
股関節脱臼(人工含) 徒手整復術 3 7 2
人工骨頭後感染 洗浄・デブリードマン 1 2 0
骨折・脱臼 肩関節脱臼 徒手整復術 2 0 1
肩鎖関節脱臼 観血的整復固定術 0 1 0
鎖骨骨折 5 7 14
上腕骨骨折 観血的整復固定術 13 13 13
非観血的整復術 1 0 0
肘関節部骨折 8 6 12
前腕骨骨折 10 8 7
手関節部骨折 32 32 28
手指骨脱臼・骨折 14 8 8
骨盤骨折(仙骨含む) 1 0 0
大腿骨近位部骨折 74 87 115
大腿骨骨折(頚部以外) 0 0 0
大腿骨腫瘍 観血的整復固定術 0 0 1
大腿骨骨幹部骨折 4 4 4
大腿骨遠位部骨折 3 4 1
膝蓋骨骨折 7 11 11
下腿骨骨折 13 15 10
足関節脱臼骨折 30 24 24
足部脱臼・骨折 5 11 9
観血的整復固定術後感染 洗浄・デブリードマン 1 2 0
開放・脱臼骨折 四肢創外固定術 0 0 0
その他 内固定材抜去術 59 61 61
創外固定術 3 5 5
その他 筋・腱断裂 アキレス腱縫合術 4 7 13
手指腱縫合・腱移行術 1 5 2
足部腱縫合 0 1 0
マレットフィンガー 腱縫合術 0 0 0
伸筋腱縫縮 1 0 0
経皮的鋼線刺入固定術 4 1 5
腱鞘炎 腱鞘切開 29 18 17
手根管症候群 開放術・神経剥離術 10 17 18
肘部管症候群 神経剥離術 2 3 7
足変形(外反母趾、リウマチ) 足趾形成術、矯正骨切術、足関節固定術 3 4 4
腫瘍 軟部腫瘍摘出術 5 4 5
骨腫瘍摘出術 1 0 0
四肢血行障害(ASO・DM) 大腿切断術 5 1 3
下腿切断術 3 4 4
手指・足指切断術 4 3 5
四肢挫滅 創傷処理 4 1 0
四肢挫創 洗浄・デブリードマン 3 2 9
四肢異物混入 異物摘出術 0 0 0
化膿性骨髄炎 掻爬・骨移植術 1 0 1
洗浄・デブリードマン 2 1 0
偽関節 偽関節術 1 0 2
その他 A/S下異物除去 5 0 0
その他 0 0 1
合計 596 635 647

老人骨折の問題点

 当科は外傷はもとより脊椎、関節外科疾患例が多く、甘楽富岡地区のみならず西毛地区一円より紹介手術依頼がある急性期病院である。
 近年の超高齢化社会の到来とともに80~90歳前後の自己転倒、ベッド落下、場合によれば乗用車による衝突事故や歩行に支障があるため、無理な自転車、バイク乗車による転倒事故等による大腿骨頚部骨折に代表される老人骨折手術例が急増し、今年度は手術可能な頚部骨折に対し人工骨頭32件骨接合術86件を施行している。急性期病院の性格上早期手術、早期離床目的リハビリ加療で約90%を超える患者が2-3週間前後で補助杖、車椅子による介助移動可能となり退院又は慢性期病院、施設へ転院となる。しかし、もともと重度の痴呆、糖尿病、心臓呼吸器疾患といった有病率が高いための手術不可能例や術後合併症による寝たきり状態や、不幸な転機をとる例も散見される。
 また少子化、核家族化と合間って1人暮らしや老介護のため術後経過の良否に関わらず社会復帰、自活困難な老人も多々見受けられる。当該家族に介護する余力がないか又は理解が得られず自宅に帰りたいと願う反面、家族に迷惑をかけたくないと孤独に耐えている老人を看るにつけ、社会全体の問題として早急な福祉対策の充実が望まれる。

代表的治療例

【治療例1】

術前

術 前

術後

術 後

49歳 女性 右下肢痛、しびれ感を訴え来院。
腰椎椎間板ヘルニアの診断を受け手術施行

腰椎後方固定術

【治療例2】

術前

術 前

術後

術 後

65歳 男性 両側股関節痛を訴え来院。
変形性股関節症の診断を受け左側手術施行

人工股関節置換術

【治療例3】

術前

術 前

術後

術 後

65歳 男性 両膝関節痛を訴え来院。
変形性膝関節症の診断を受け左手術施行

高位頸骨骨切り術