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腎センター長挨拶

大山裕亮

当腎センターには血液透析(HD)ベッドが30床あり、主に外来および入院患者さんの血液透析を行っています。また、透析治療だけでなく、潰瘍性大腸炎の患者さんに顆粒球吸着除去療法(GCAP)を行ったり、腹水貯留の患者さんに腹水濾過濃縮再静注法(CART)を行うなど、様々な血液浄化療法に対応しています。
腹膜透析(PD)患者さんは県内で3番目に多く、20名程度通院しています。毎日、臨床工学技士がインターネットを通じて腹膜透析のデータを確認しています。ハイブリッド透析(HDとPDの併用療法)を行っている患者さんもいます。
このように血液、腹膜の両透析治療に精通した腎センタースタッフが、腎代替療法相談外来を行うことで、血液透析と腹膜透析のそれぞれの特徴を、具体的に提示することができるのが、当センターの特徴と考えています。
患者さんの状況に応じて、地域の訪問看護ステーションと連携をとりながら、安全な透析生活が送れるようにサポートしていきます。

2024.09.22

大山裕亮

血液透析

全ての装置でon-lineHDFやI-HDF、ハイブリッドHDFの治療が可能です。腎センター内では、泌尿器科医師、看護師、臨床工学技士を中心に血液浄化療法を行っています。また、患者さんの治療方針や問題点などは、カンファレンスで情報共有を行い、必要に応じて院内や地域の他職種スタッフと連携して透析治療や日常生活のサポートをしています。

腹膜透析業務

腎代替療法のひとつである腹膜透析は、カテーテルを腹腔内に留置して1日数回透析液の交換を行う透析療法です。腹膜透析は在宅療法であり、生活の質(QOL)に及ぼす影響が少ないことが特徴で、当院では月に1回のCAPD外来への受診をお願いしています。
CAPD外来では採血・排液検査結果やレントゲン、身体組成分析装置を用いて現在の治療条件や処方内容が適切かどうかの評価を行います。

腎センターでは下記を実施しています。

  • ・患者用モバイルアプリや自動腹膜灌流用装置(APD)を通して日頃の治療状況を遠隔でモニタリングし、治療上のトラブル等が起きてないかの安全確認。
  • ・CAPDカテーテルの先端チューブの交換。
  • ・腹膜透析導入時の透析効率算出。
  • ・腹膜平衡試験(PET)のデータ解析。
  • ・治療条件変更の指示が出た場合は機械側の治療条件の変更業務。
  • ・患者さん同士の交流会である腹膜透析患者の会の開催。等

アフェレシス療法

アフェレシス療法とは、血液中から疾患の原因物質を分離して除去することによって病態の改善を図る治療法です。
当院では以下の種類のアフェレシス療法を行っています。

  • ・血漿交換
  • ・血漿吸着療法
  • ・二重濾過血漿交換
  • ・顆粒球除去療法
  • ・腹水濾過濃縮再静注法

運動療法

通院透析患者さんの高齢化が進み、フレイルの進行が問題になってきています。透析中に安静にしているだけでなく、運動療法(腎臓リハビリテーション)を実施することでフレイルの予防だけでなく、透析効率の改善にもつながることが分かっています。
当院では、医師2名、理学療法士3名、看護師3名が腎臓リハビリテーション指導の資格を取得し、多職種で協力しながら腎臓リハビリテーションを実施しています。

透析予防指導

慢性腎臓病は成人の約8人に1人が罹患していると言われており、非常に一般的な疾患となっています。
しかし、腎臓は機能が大きく低下するまで自覚症状が乏しいため、病気が進行していることに気づかないことがあります。
腎機能を悪化させないために、一丸となって指導や患者さんのサポートをしています。

腎代替療法選択外来

腎機能が低下してしまった場合には腎代替療法が必要となります。その治療法は複数あり、患者さん一人ひとりにあった方法を医師や医療スタッフと相談しながら選んでいくことになります。患者さん一人ひとりの生活環境や習慣、好み、思いを、医師をはじめとした医療スタッフと共有し、病気や治療法に関しても十分に理解した上で、“最適・納得の治療法”を一緒に考えます。

栄養指導

低栄養は透析患者にとって生命予後の危険因子です。また近年、高齢透析患者のサルコペニア(骨格筋量が減少する状態)やフレイル(生理的予備機能の低下)が問題になることが多く、その予防が大変重要です。予防の一つとして栄養管理の充実は必須となります。
当院では、定期検査による血液データを基にリン制限やたんぱく質摂取の両立、カリウム制限、患者様からの栄養に関しての疑問などに対して具体的な食事指導含めた栄養管理を管理栄養士により実施しています。

フットチェック

当院 腎センターでは、月に1回 看護師が透析患者さんのフットチェックを行っています。フットチェックを行った後は、患者自身が自宅で行える足のセルフケア指導や、必要に応じて他科の受診につなげ、足病変の重症化予防に努め、いつまでも自分の足で歩けることを目標にしています。

送迎サービスについて

当院では、人工透析療法を受けている患者様の送迎サービスを行っています。

対象地域 甘楽町・富岡市内
対象の方 以下のいずれかに該当する方が対象です
  • ・当院で人工透析による治療を受けている方
  • ・自動車の運転ができない、又は困難な方で、家族による送迎が困難な方
  • ・富岡市、甘楽町に居住し、かつ、住民基本台帳に記載されている方
  • ・当院の送迎者を使用して送迎する事が可能なかた
  • ・送迎サービス利用にあたり、当院の指示及び指導に従う事が出来る方
  • ・自力で乗降できる方
  • ※介助者(付き添い者)は同乗出来ません
  • ※受診の為の送迎はできません
運行日 月曜日~土曜日
利用料 送迎サービスに関する利用料は頂きません
送迎車 当院の公用車を利用しているため、車両が変更になる場合があります
※車両が変更になる場合は事前にお知らせ致します
利用の申し込み 公立富岡総合病院 腎センターにご相談ください
お問い合わせ先 公立富岡総合病院 患者支援サービス課
TEL:0274-63-2111(内線:2183)

各診療科との連携

入院時などは、各診療科と連携し入院から退院まで安心して血液透析を受ける事ができます。

透析施設間の地域連携

定期的に甘楽富岡地域を中心に西毛地域の透析施設と情報共有や検討会を行い、それぞれの病院の特性を生かした地域医療を築くため、当院と近隣の透析施設間の連携を深めています。