院長あいさつ

新型コロナ感染症は、感染症5類への変更で社会・経済的には節目を迎えましたが、今もまだ夏と冬には感染の拡大を繰り返しています。病院では感染対策のため面会制限を続けています。皆さんのご理解、ご協力に心から感謝いたします。
2025年に団塊の世代の皆さんは、すべて75歳以上の後期高齢者になります。以前の世代に比べて、健康で元気な方が多くなっていますが、75歳は健康寿命にとって節目であり、医療・介護の必要性が増える年齢です。我々の医療圏はすでに、高齢者人口はピークに達しており、若年者人口は減少していますので、高齢化率は他の医療圏よりもさらに進んでいます。
これは、避けることのできないことですが、群馬県西部の富岡甘楽医療圏や安中・吉井地区において急増する高齢者救急に対応し、「地域の医療を守ること」は、当病院の使命と認識しています。さらに生まれてから看取りまで、質の高い医療・ケアの提供を継続することも当院の役割です。
私たちは患者さんの病気を診るだけでなく、患者さんの生活と人生の一コマに伴走する医療者であることを心掛けています。
「トミソウ」があって良かった、頼りになると地域の皆さんに感じて頂けるように、職員一同頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。
公立富岡総合病院 院長 宮崎増美