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小児科主任医長 小須田 貴史 |
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夜間、休日に子供が急に熱を出した!こんな時にも、落ち着いて子供の状態をみれば大丈夫な場合が多々あります。おもな症状に対して自宅でできることを紹介します。 1、発 熱
2、咳が出る・息が苦しい 咳が激しい時は部屋を加湿する。横に寝ると苦しい時は、上体を起こして何かにもたれかかる姿勢にする。食事がとれない時も水分だけは飲ませる。同居者は禁煙! 3、嘔吐・下痢 吐き気が強い時は飲食により嘔吐するので、1〜2時間は飲ませない。嘔吐の間隔が開いたら、湯冷まし、お茶、薄めのイオン飲料を、少しずつ回数を多めに与える。吐いた物を肺に吸い込まないように、寝ている時は体や顔を横に向ける。
4、おなかが痛い トイレにいって排便させてみる。腹痛が軽い時は水分を少しずつ飲ませて様子をみる。「の」の字を描くようにやさしくマッサージをしてみる。おなかに炎症(虫垂炎など)がある時には炎症を悪化させるので、おなかを暖め過ぎないようにする。 5、けいれん(ひきつけ)を起こした 目の位置、手足の様子、けいれんの持続時間を見ておく。平らなところに寝かせ、衣服をゆるめる。嘔吐した場合には、吐物を吸い込んで窒息しないように顔を横に向ける。窒息の危険性があるので口の中に物や指は入れない(舌をかんでも大量出血はしない)。ゆすったり、たたいたりしない。飲み物や飲み薬をすぐに与えない。 |
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診療は医師以外にも検査技師、薬剤師、看護師など多くのスタッフがかかわっています。「早めに外来を受診した方がいい」に当てはまらない時は、スタッフがそろっている通常診療時間に受診するのが最適です。 |
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2006年夏 34号 広報掲載 |