タバコの害、どんなに声を荒げても、どんなに証拠をつきつけても愛煙家の禁煙行動には結びつかないことが多いのです。大抵の喫煙者はタバコの害など百も承知。だがしかし、わかっちゃいるけどやめられないのです。願望はあるが実行できない慢性ニコチン中毒者なのです(痩せたいけどダイエットが続かないのと同じ?)。ニコチンガムの大ヒットはこのポイントを巧みについたのです。その結果、不況の風もなんのその。「禁煙してても吸いたいヨー。」は某薬品会社のドル箱となっています。
来年からあの9.11ニューヨークのレストランでは従業員の健康管理(受動喫煙回避)の観点から全面禁煙となるそうです。その一方であらたなシガーバーのビジネスチャンスが広がるだろうとの予測です。日本でも同じような矛盾した光景があります。JT(日本煙草産業)が医薬品メーカーであることご存知ですか。けしからんと思ったあなた、いつも出かけるスーパーマーケットをごらんなさい。たばこもニコチンガムも同じ店舗で売っているでしょう。政府もタバコ一本あたり1円の増税を考えているようです。税金増収にはタバコは一役かっているのでしょうが、健康被害で健康保険の赤字が加算では元も子もありません。禁煙を邪魔する要素は個人だけでなく社会にもその責任あるようです。
最後に耳寄りな話をひとつ!! 限られた外来時間ではゆっくり禁煙の話はできません。インターネットが使えるかたはひとつの方策としてインターネットによる仲間作りがあります。不当な料金請求はないのでお困りの方はアクセスしてみてはいかがでしょう。
インターネット使えないかたはどうぞ公立富岡総合病院内科にご相談あれ。 (待ち時間増やすとおこられるかな?) |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〒370-2393 群馬県富岡市富岡2073番地1
TEL:0274-63-2111 FAX:0274-64-3377
TOMIOKA General Hospital, All Rights Reserved, Copyright(C) 2000