トピックス 「妊娠中の太過ぎに注意」



タイトル1
                                      看護部

 昔はよく、妊娠すると『二人分食べなければいけない』と思い込まれていたようですが、今はむしろ『体重を管理する』という傾向になっています。
 昔は、野菜中心で粗食だったため、『二人分』の必要がありましたが、現代は、食生活も変化し、栄養も豊富に摂取できるようになっているため、『一人分』でも十分なのです。
 また、いまだに妊娠の体重が増えないと赤ちゃんが大きくならないという考え方が根強く残っていますが、これは間違えた考え方です。赤ちゃんは、自分に必要な栄養だけしっかり摂取し、成長していきます。取り過ぎた栄養は母体の体につき、妊娠中毒症の引きがねになったり、難産になるといった害を及ぼすのです。妊娠中毒症や難産は、赤ちゃんにとってもストレスとなります。赤ちゃんとお母さんのためにも体重管理は必要なのです。
 体重管理の方法は、まず、妊娠をする前の肥満度を算出し、妊娠中の適切な体重増加量を決めていきます。BMIという計算式で肥満度を出します。

   肥満度      図1
図2 BMIが18未満の人はやや痩せ気味なので、妊娠中10kgまで体重増加してもいいといわれています。BMIが18以上24の人は標準的な体重なので、妊娠中は8kgまでの体重増加となります。BMIが24以上の人は5kg以内にとどめてください。安産になるためにも、量より質の食生活をし、赤ちゃんに迷惑をかけないような体重管理をしていきましょう。






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