公立富岡総合病院「お子さんの眼が変だなと思ったら」

視能訓練士　　金子恵美子

　幼児期は、健やかな眼の成長にとって、とても重要です。生まれたばかりの赤ちゃんは，明暗を感じるだけで周りのものがぼんやりとしか見えませんが、正常な眼であれば日がたつにつれて発達し、６歳くらいで大人とほぼ同じにまで成長すると言われています。しかし、何らかの障害によりはっきり見えていなくても、その異常に気づかず、見過ごされる事がよくあります。

お子さんが、“眼を細める”　“まっすぐに物を見ない”“眼の動きがおかしい”　“片目が寄っている”　など、ちょっと変だなと気づいたら出来るだけ早く受診しましょう。遠視が強かったり、斜視だったりする場合にはすぐに検査や訓練をはじめなければなりません。その、検査をし治療計画をたて訓練指導をするのが、視能訓練士です。

　現在、３歳児検診に視力検査が取り入れられてからは以前よりも早期に発見され、早めに治療ができるようになりました。常日ごろ、お子さんの眼をよく観察し、おかしいなと思う事があったら早めに相談してください。お子さんはもちろんですが、大人にっなっても目の障害、視力低下は、早期発見、早期治療が何よりも大切です。
　

“学童期の視力について”
近くの物を見ることが多い成長期には、近視になる事があります。物を見るときに目を細めている、ＴＶを見るときどんどん近づいていくなど気になる事があれば、一度視力検査をしてみましょう。近視は、しっかり矯正することにより良く見えるようになりまりすので、授業に

支障をきたす場合には早めにメガネをかけることが必要です。
近視になったら、それ以上に近視が進まないように気をつけましょう。

　　　◎ 姿勢良く物を見る
　　　◎ 暗いところで物を見ない
　　　◎ 遠くを凝視する習慣をつける

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