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2004年冬お元気ですか (臨時号) 第24号 2004年2月
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内科診療部長 内科主任医長 飯塚 邦彦
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最近、ニュースで報じられている新型インフルエンザ(鳥インフルエンザ)や昨年 |
から心配されている新型肺炎(SARS)の再発は、とても気になる感染症です。 |
特に新型インフルエンザはSARSに勝るとも劣らない感染症として今後の動向に |
注意する必要があります。 |
さらに、猛威をふるうような事態にならないことを願うところです。 |
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ところで、『かぜ』と『インフルエンザ』は症状が似ていることから混同してしまいがち |
ですが、全く違う病気です。 |
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インフルエンザからの自己防衛策と他の人にうつさない |
ために次のことをお願いします。ひとつは呼吸器エチケット |
です。人が多く集まる所や、病院に来院される時は、必ず |
マスクをするよう心がけましょう。 |
一般のマスクは、粗い粒子(飛沫:直径5μm以上)しか防げ |
ませんが、口腔内から咽頭が保湿保温されウイルスが侵入 |
しにくい環境をつくる防御効果(自分のため)が期待できま |
す。周囲の人へ自分の飛沫を拡散させない(公衆衛生と |
社会のため)エチケットをお互い心掛けたいものです。 |
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マスクをしない病院の待合室、救急室はウィスルを含んだ飛沫核(直径5μm未満)が |
たくさん浮遊している可能性があります。幼少児を連れてのお見舞い等はできるだけ |
控えて頂きインフルエンザウィルスへの曝露(ばくろ)を避けてあげましょう。 |
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そして、感染症に対する基本は、昔からの《マスクの着用・うがいをする・十分な手洗 |
い》です。是非、実行をお願いします。 |
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当院では感染対策として、SARSの感染が心配で来院された患者様は、一般の |
患者様と分けて診察をしております。SARSが心配な方は、診察の準備があります |
ので、必ず電話で連絡をして下さい。マスクについては、マスク自動販売機を院内に |
設置するよう検討中です。 |
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(クリックで拡大表示)
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ここに、インフルエンザが猛威をふるった |
過去の事例や感染症に関した本を参考に |
2冊ご紹介します。 |
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