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私の家庭菜園
■救急室の上手なかかり方(急な発熱)
■院内PHS導入
■インフルエンザ予防接種について
■紹介 神経内科
■院外処方箋の受け取り方について
■ボランティアありがとう





2001年秋お元気ですか                   14号 2001年10月




私の家庭菜園

看護部長  根生 とき子


 「趣味は?」と聞かれて「家庭菜園です」と、まさか自分が答えるようになるとは思わ
なかった。子供の頃あんなにいやだった草むしりなのに、時間があれば自分の畑
以外の草むしりまでやってしまう程のお節介焼きの姿を誰が想像しただろうか。

 私の実家は兼業農家で、米、麦、野菜など自給していた。田植えや稲刈りはもちろ
ん、農繁期は家族総出で仕事を行っていた。おかげで農家の大方の作業は経験し
たので、畑仕事は何時でも出来る自信はあった。しかし、忙しい時は、子供も働くと
いう両親の方針により,小学校の低学年から友達とは比べ物にならないほど家事や
農家の手伝いをし、もっと自由に遊びたいと思っていた私にとって、畑仕事の思い出
によい印象はない。その反動から社会に出てからは、ずっと土とは無縁であった。
園芸部から誘われたこともあったが興味もわかなかった。

図1 家庭菜園をするきっかけはマイホームであった。草むしりを
しなければならない必要に迫られるにようになったためであ
る。嫌々始めた草むしりも回数を重ねると習慣になる。
習慣になると単にむしるだけでは物足りず、何か植物を植
えたくなった。どうせなら食べられるものがよいと思い、庭に
小さな畑を作った。庭の菜園でささやかな収穫があると嬉
しくなり、もっと種々の物を作りたくなった。
そして、近所の畑の一部を借りるようになったのである。

 夏になり太陽が早く昇るようになると、5時に起床し菜園の様子を見に行くのが日課
になった。ナスとキュウリが毎朝収穫でき、食卓に所狭しと並んだ。ナスの漬物、マーボナス
茹でナスなどナス尽くしの日や、朝、昼、晩とうもろこしという日もあった。
ナスやとうもろこし尽くしの食卓が、収穫のときの充実感と新鮮なものを口に出来る
満足感からか嬉しくもあった。でも、「この食卓どこかで経験したことあるぞ。」と考え
てみれば、まさに子供の頃の我家の食卓そのものだった。あの頃は「また今日もナス
か!」とうんざりしたものであるが、今考えてみればずいぶん幸せな食卓であったと
思う。私がこうやって野菜を作り、家族で新鮮なものが食べられるのも、農家や家事
を手伝った経験のおかげと今は感謝している。「経験は自分の財産」だと思う。




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救急外来のかかり方

救急室  遠間 恭子

 急な発熱や痛み、めまい、けが、胸が苦しい、息をするのに苦しいなどの症状は
とても不安なものです。特に夜などはなおさらで、すぐにでも病院に飛んで行きたい
(連れて行きたい)気持ちになります。しかしすぐに病院に行く必要のあるものばかり
とは限りません。少し自宅で様子を見てよい熱や痛みもありますが、いつもと違った
症状(吐き気や痙攣、意識障害)を伴ったり、症状がどんどん強くなる時は病院に
連絡してください。もしかかりつけ医があって、受診できる時間帯でしたら、まずその
病院に受診しましょう。また、小さいお子さんや高齢な方は、急激に症状が化する
ことがありますので、症状の変化に注意し、早めにお連れください。

図2 受診する時のポイント
 連絡がなくても受診は出来ますが、電話で受診したい内容 図3
(症状)と名前、年齢、性別、を教えてください。
また、病院の診察券(IDカード)をお持ちでしたら、番号を教え
ていただけると、来院された時にカルテが出来ていますので、
手続きがスムースですし,診察の準備をしてお待ちすることが
出来ます。

図2診察のとき、こんなことを聞かれます
 ◆ どんな症状がありましたか?
 ◆ その症状はいつからですか?
 ◆ その症状は、どの程度のものですか?
   (たとえば、眠れないほど辛い、飲んだり食べたりも出来ないほど、我慢できな
   いほど辛い、じっとしていられない、)
 ◆ 今までどうしていましたか?
   (ほかの病院で診てもらった、家で様子を見ていた、薬を飲んだ)

図2こんな準備がしてあると受診がスムースです
 ◆ 診察券、保険証を持参しましょう
 ◆ 紹介状があったら持参しましょう
 ◆ 今現在飲んでいる薬があったら持参しましょう
 ◆ 一緒に住んでいる方か、受診したい方のことをよくご存知の方が一緒に来られ
   ると良いです




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院内PHS使用紹介
 7月30日より院内ポケベルに代えて、院内コードレス
電話(PHS電話)を導入!
従来、救急患者等の対応する場合、医師・看護等
の呼び出しに院内ポケベルを利用していましたが、
これに代えて院内コードレス電話器(PHS電話)を
100台導入しました。

 このコードレス電話器(PHS)は、緊急時に直接医師等に、患者の病状様態に
ついて伝言又は、話が直接出来指示も受けられます。

又、内線電話器として、コードレス電話器同士でも会話することができますので、連絡
が取りやすくなりました。

 尚、院内PHS電話器は、他の病院も多く導入しており、普通の携帯電話より
電波が弱く、医療機器等に支障がない電波を使用しています。




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インフルエンザ予防接種について

 当院通院中の患者様(呼吸器・心疾患・糖尿病・腎臓病等疾患がある患者様中心)
で担当医がワクチン接種が望ましいと認めた方に施行します。
ご希望の方は主治医にご相談下さい。期限は11月中旬〜12月上旬です。




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紹介 神経内科

神経の動きについて
 私たちの体の全身に神経が張り巡らされています。この神経は中枢神経系と末梢
神経系に分けられます。中心となる中枢神経系は脳と脊髄から構成されます。
さらに中枢神経系から枝分かれして、脳神経と脊髄神経からなる末梢神経系があり
ます。これらの神経の働きにより、私たちのあらゆる機能が 維持されています。
たとえば、朝目覚めて眼を開けること、起き上がること 歩くこと、食事をすることなど
運動に関することや、熱い冷たいがわかること、何か当たったときに痛みを感じる
こと、手で触れたものの大きさや形を知るなど知覚に関すること、物事を記憶したり
その記憶に基づいて判断を下したりすることなど、あらゆる場面で神経が関与して
います。

神経内科の病気について
 この様な神経に関連するあらゆる病気を診るのが神経内科です。具体的には、
手や足の麻痺症状や知覚障害をおこす脳梗塞を始めとする脳血管障害,身体が
硬くなり手足が振るえるパーキンソン病、身体のバランスが悪くなりしゃべりにくくな
る脊髄小脳変性症、手足の筋力が低下する運動ニューロン疾患、頭痛や発熱を
伴う髄膜炎や脳炎、自己免疫が関与する多発性硬化症、重症筋無力症、ギラン・
バレー症候群、痴呆症状をおこすアルツハイマー病など多くの疾患があります。

神経内科の病気の症状について
 これらの神経内科の病気の症状は、やはり多彩です。
手や足がしびれる、動きが遅い、力が入らない、感じが鈍い、痛む、振るえる、足が
もつれる、転びやすい、しゃべりにくい、言葉がでない、飲みにくい、むせる、めまい
がする、頭痛がする、物忘れなどがあります。
これらの症状がある場合には神経内科の病気の始まりかもしれません。
一度外来を受診して下さい。

神経内科外来について
 外来日は月曜日の午後、水曜日の午後、木曜日の午前です。
現在は予約制をとっています。よろしくお願い申し上げます。




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 注意!引換え券を直接院外薬局に持っていっても調剤
してもらうことができません。
おくすり引換え券番号5001番以上の方は、病院内くすり
窓口で 院外処方箋を受け取ってください。


その他の注意

 処方箋の有効期間は発効日から4日間です。
 処方箋は1回限り有効です。おくすりが必要な場合は毎回病院に申し込んで
  ください。




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ボランティアありがとう

図5 夏休みの期間、病院で 図6
ボランティア活動をして下さいました。
富岡中学校生徒      5名
富岡東中学校生徒    35名
渋川清翆高校教師     1名
ありがとうございました。
ボランティアをして下さる方、いつでも御申し出ください。(総務課)




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